「米」をめぐる議論 [農村だより]
10月21日木曜日午前
平成22年産米をめぐる新聞報道で、猛暑による品質の低下が明らかになっています。
米農家にとっては、21年産米の過剰在庫を原因とする米価の下落に、品質の低下が
重なり、更には収量の低下もあって、正に三重苦の状態に陥りました。
背景にある就農者の高齢化と後継者不在の状況は、耕作の現場で急速に顕在化して
離農者が続出し、耕作不能の田畑が広がっています。
私は機会あるごとに農業の実態を伝えてきましたが、マスコミにおいても、行政におい
ても、いかなる関係者のレベルにおいて、何ら実効性のある行動が起こされたという事
実を知りません。
もっとも、結論から言ってしまえば、いかなる策を施しても、日本の稲作農業は崩壊して
しまいます。これを避けることは不可能です。壊滅的な状況が眼に浮かびますが、そうし
た状況においても、点々と生き残る地域や組織、そして農業者個人が必ずいます。それ
も確かな事柄です。
私たちは、ほんの狭い中山間地に生きる農業者の集団ですが、こうした状況の中でも何
とかして生き残り、生き延びようとしています。
事ここに至っては、手の打ちようがなく、どんな処方箋を書けばいいのかと聞かれても、答
えようがありません。
いったん焼け野原のようになってからなら、やり直す具体策はありますが・・・・・。
平成22年産米をめぐる新聞報道で、猛暑による品質の低下が明らかになっています。
米農家にとっては、21年産米の過剰在庫を原因とする米価の下落に、品質の低下が
重なり、更には収量の低下もあって、正に三重苦の状態に陥りました。
背景にある就農者の高齢化と後継者不在の状況は、耕作の現場で急速に顕在化して
離農者が続出し、耕作不能の田畑が広がっています。
私は機会あるごとに農業の実態を伝えてきましたが、マスコミにおいても、行政におい
ても、いかなる関係者のレベルにおいて、何ら実効性のある行動が起こされたという事
実を知りません。
もっとも、結論から言ってしまえば、いかなる策を施しても、日本の稲作農業は崩壊して
しまいます。これを避けることは不可能です。壊滅的な状況が眼に浮かびますが、そうし
た状況においても、点々と生き残る地域や組織、そして農業者個人が必ずいます。それ
も確かな事柄です。
私たちは、ほんの狭い中山間地に生きる農業者の集団ですが、こうした状況の中でも何
とかして生き残り、生き延びようとしています。
事ここに至っては、手の打ちようがなく、どんな処方箋を書けばいいのかと聞かれても、答
えようがありません。
いったん焼け野原のようになってからなら、やり直す具体策はありますが・・・・・。
2010-10-21 08:59
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